多世代の活躍できる仕組み作りを目指している、NPO法人こだまの集いの室津です。
厚生労働省が、2020年12月にヤングケアラーの全国調査を行うと発表がありました。
ヤングケアラーの実態を明らかにし、望まれる支援や周囲の理解が広がることを望みます。
最近、〈ヤングケアラー〉という言葉が、少しずつではありますが、社会に浸透し始めてきた印象があります。
私の夫や周囲の方とお話をしている中で、「最近気づいたけど、自分は昔ヤングケアラーだったんだな。若者ケアラーだったんだな。」という声を耳にするようになりました。
私の夫は、子どもの頃、親が病気の治療中に家事を行っていた時期があるそうです。
夫は最近、自分自身がヤングケアラーだったのだと気づけたようです。
気付けることで、無意識の〈長年のもやもや〉を口に出して、語れるようになりました。
隣で見ていると、夫が何だかホッとして楽になった印象があります。
ヤングケアラーの親は、ダブルケアラーの場合も考えられます。
(例えば、自分のケアと子育て、パートナーのケアと子育て等)
誰も悪くない。けど、家庭内で頑張らざるを得ないのは苦しい。
ヤングケアラー調査で、実態を把握し望まれる支援が広がると同時に、
ヤングケアラーに対して学校等で周囲の理解があるだけで、当事者たちは救われることがあるのではないかと思います。
この調査の結果から、今後の動きに対して期待しています!
※画像は、日本ケアラー連盟様からお借りしました。