2025年2月7日、社会保険労務士新宿支部のジュク会にて、「ダブルケア・ビジネスケアラーセミナー」に登壇させていただきました。介護と仕事の両立という、まさに今多くの人が直面しているテーマについて、お話しする貴重な機会をいただきました。
普段研修に参加しない人たちも関心を持ってくれた
今回のセミナーでは、普段あまり支部の研修に参加されない方々も足を運んでくださったとお聞きしました。そして、何よりも嬉しかったのは、その方たちが「とても勉強になった」「来てよかった」と笑顔で帰ってくださったことです。
特に、勤務社労士(会社員として働く社労士)の皆さんが積極的に名刺交換をしたり、感想を述べてくださったことには嬉しい瞬間でした。普段のセミナーではあまり見られない光景だったそうなので、改めてこのテーマの重要性を感じるとともに、今回の内容が多くの方にご感心を持っていただけたことを実感しました。

企業にとってのメリット
介護と仕事の両立支援は、単なる「福利厚生」の話ではなく、企業経営にとっても大きなメリットがあります。
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経営損失の軽減: 介護を理由とした突然の離職や長期欠勤は、企業にとって大きな損失です。適切な支援を行うことで、従業員の離職を防ぎ、安定した業務運営が可能になるでしょう。
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人材確保・採用コストの削減: 介護離職を防ぐことで、企業は貴重な人材を失わず、新しい人材を採用・育成するコストを抑えることができますよね。
企業が積極的に介護と仕事の両立支援に取り組むことは、従業員の満足度向上だけでなく、経営の安定にも寄与する重要な施策といえます。
また、ワークショップの時間で、社労士の先生方との対話の中で、クライアント企業の経営者に対して、どのようにこの施策を提案するべきかを試行錯誤している段階にあることを伺いました。
2025年4月の育児・介護休業法の改正では、社員の40歳の段階での情報提供が求められます。
勉強会を通じて、情報周知のやり方が導入しやすいのでは?
他の施策と切り分けずに、社員への情報周知について考えたいなど多様な意見を伺うことができました。

まとめ
今回のセミナーでは、以下のような切り口でお話をしました。
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会社にとって介護離職以外にどんなリスクがあるのか
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ビジネス・ダブルケアラーの複数の経験談
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いち個人としての介護との向き合い方
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介護保険について
私自身も、社労士の先生方との対話を通じて通じて、新たな視点を得ることができました。
引き続き、働くパパママさんがどうしたら元気で家族を愛し働けるか。よりよい支援のあり方を探求していきたいと思います。