ダブルケア当事者と支援者の橋渡しを目指している、NPO法人こだまの集いの室津です。
2021年12月17日に、高齢者見守り相談窓口関係者連絡会 主催:東京都保健福祉局 に登壇させて頂きました.
当日は、33自治体 113名の行政・地域包括支援センターの高齢者見守り相談員の方々と、なんともアットホームな雰囲気でお話させていただけたことが、印象的で嬉しく思いました^^
先駆的な取り組みとして自治体サイドからは、目黒区における福祉の総合相談窓口「福祉のコンシェルジュ」の取り組みについてのお話。
当法人からは、活動紹介や武蔵野大学 社会福祉学科 渡邉浩文教授と連携した研究からみえてきた、ダブルケア当事者のニーズについてお話をさせていただきました。
登壇にあたり、渡邉先生とはダブルケアラーの負担軽減の視点で、高齢者見守り相談員の方へのメッセージについて話し合う時間を頂きました。
また、名古屋学院大学 現代社会学部 澤田景子先生のご協力を頂き、私立大学研究ブランディング事業の一環で制作された「子育てと介護のダブルケア支援研修用テキスト」の相談窓口についての箇所について、快く資料提供の許可をいただきました。
支援者の方々も、縦割りから他セクションとの連携や総合相談支援の仕組みをいかに作ればよいのか。現場サイドで、きっと悩みながら考えていらっしゃるだろうと感じました。
当事者もがんばってる。
自治体・現場の支援者さんもがんばっている。
まずは立場を超えて、当事者の声を支援者さんに届けられたことが何よりうれしく♪
かつ、支援者さんたちと穏やかに対話出来たことが嬉しいです!
話し合えた。
ここからが、はじまりです。
こだまの集いは、次のフェーズに移ります。
当事者が楽になる支援を生み出していきます!!
ご参加いただいた支援者の方々より、「若い子ども世代がいると安心するポイントだったが、襟を正して日々の支援にあたっていこうと思いました。」と言葉を頂きました。
武蔵野大学の研究インタビューでは、沢山の当事者の声を聞いてきました。
ダブルケア当事者の皆さんへ。
皆さんのダブルケアでのジレンマやどんなことに困っているのか、代わりに伝えてきました。
諦めずに時代は、動いていくからね。
「ダブルケアでも大丈夫!」って、この先きっと言えるようになるから、前を向いて生きていこうね^^!
追伸
- 11月21日に、武蔵野大学の研究の一環で、ダブルケアラーさんのタスク整理をして、自分の時間を作れたら何したい^^?というテーマのプレワークショップを開催しました。
- 当法人副代表理事・理事が経営する、一般社団法人GENYは杉並区と「障害と高齢者制度の移行サービスに関する事業」を杉並区と協働で行っています。私達の仲間は、一歩先でシームレスを目指した仕組みのモデルケースを作っています。
その話は、また別の機会に^^