子育てと介護が重なった<ダブルケア>について、大学と連携した調査、セミナーを開催しているNPO法人こだまの集い(東京都杉並区、代表理事:室津瞳)は、子育て×介護×仕事のイベントを視覚化し、パートナー等で話し合いのきっかけ作りを行うためのオンラインワークショップ「ダブルケア366」を作成しました。
(杉並区NPO助成活動資金事業)
〈ダブルケア〉という言葉にあまり馴染みのない方が多いかもしれませんが、思った以上に身近な存在であることをご存知でしょうか?〈ダブルケア〉とは「子育て」と「介護」が同時期に重なることを指す言葉です。
子育てが終わってから介護と思っていらっしゃる方が多くいらっしゃいますが、36.6%の方が子育て中に介護に直面する〈ダブルケア〉を経験するといわれています。
(出典:<ダブルケア>に関する調査2018 第8弾<ダブルケア>実態調査(ソニー生命連携調査))
子育て・介護・仕事を両立できる心構えと社会作りが求められる時代になっています。
□ 子育て×介護×仕事の見える化ワークショップ「ダブルケア366」とは?
ワークショップを通じて、〈ダブルケア〉に直面したときに大切な3つのポイントを体験していただくものです。
<3つのポイント>
●その1:子育て中に介護が重なった場合に、自身が<ダブルケア>だと気付くことができるようになっておくこと。
●その2: 子育て・介護・仕事の起こりえるイベントの優先順位を考える。
●その3:誰に助けを求めることが出来るか決めておくこと。
□体験者の声
l ワークに向き合う中で、具体的に自分が頼れる先を考えたりする機会になり、すこし心の準備につながったように思います。
l 優先順位をつけるワークショップで、タイムマネジメントの大切さを再認識しました。最初はシンプルな選択肢だと思いましたが、他の参加者の方々との結果が意外と違ったのは面白かったです。
l オンラインで広い地域の方の話を聞くことが出来てよかったです。
□今後の展開について
◎今後更に増えるであろう、「子育て×介護」の<ダブルケア>の方に対する支援の手や方法が行き届き、誰もが安心して過ごせる社会作りを目指していきます。そのために、ワークショップにご参加いただいた皆様と、現役世代にとってどんな支援があれば〈ダブルケア〉でも大丈夫!といえるのか一緒に考えていける機会を作っていきたいと考えています。
まずは、新型コロナウィルスの感染拡大の状況を踏まえて、オンラインとオフラインの双方でワークショップを4月より展開していきます。ワークショップを体験してみたいとご希望の方、HPまたはメールでお問い合わせください。
◎帝京大学医療技術学部看護学科助教 寺田由紀子氏
<ダブルケア>と男女の役割 や就労面でのアドバイザーとして参画。
◎キャリアコンサルタント、介護離職防止対策アドバイザーのリー寿美子氏
<ダブルケア>当事者としての経験を持ち、子育てと介護と仕事の両立に関する助言や、ワークショップでのファシリテーターとして参画。
◎一般社団法人GENY 企業主導型保育所くまこぐま園長 森安元希氏
保育士とケアマネージャーの資格を有している立場から、子育てと介護が重なった場合、どの様な支援が望まれるか、またどのような社会的資源に結び付けられることが望ましいかという点に関するアドバイザーとして参画。
◎株式会社and family代表取締役 佐々木将人氏
「仕事と介護の両立」支援プログラム けあとの遭遇®を開発・提供を行っている経験を踏まえ、ワークショップの企画・構成等のアドバイザーとして参画。
【杉並区NPO活動資⾦助成事業】
杉並を変える 暮らしを変える 杉並区では⼦育て⽀援、障害者、⾼齢者への福祉サービス、まちづくり、社会教育、環境保全などの、さまざまな地域 貢献活動がNPOの⼿で⾏われています。「杉並区NPO⽀援基⾦」では、皆さんからの寄附をもとに、こうした活動を応援しています。
<杉並区WEBサイトより引⽤>
https://www.city.suginami.tokyo.jp/news/r0207/1060145.html
【NPO法人こだまの集い概要】
法人名 :NPO法人こだまの集い
所在地 :東京都杉並区西荻北2-3-9コメットビル6階
設 立 :2019年5月14日
代表理事 :室津瞳
事業内容
:<ダブルケア>研究事業、子育て×介護の<ダブルケア>啓発事業、ダブルケアカフェの運営
URL :
https://www.kodamanotsudoi.com/
mail:kodamanotsudoi@gmail.com