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『子どもへの介護の伝え方』セミナー開催しました!

子育て×介護の両立とともに、現役世代のやりたいことも諦めない社会の実現のために当事者や支援者に有意義な情報を提供するというミッションに燃えている、NPO法人こだまの集いの森田です。

 

昨年に引き続き杉並区立男女平等推進センターの委託を受け、講座を開催させていただくこととなりました。『多世代からみる介護』というテーマで2回にわたり講座を行います。去る1128日、第1回目となる講座は『子どもへの前向きな介護の伝え方』をテーマに、当法人の副代表理事であり、保育や介護のエキスパートである森安 みか氏より、将来当たり前にやってくる介護について、次世代を担う子ども達へ大人が伝えられることを教えていただきました。

 

 

個人的に目からウロコだったのは、子どもに介護のことをどう伝えるか、の前に、

「自分自身の余裕をつくる」ことを意識的にすることが大事であるということ。

心身ともに疲れ、余裕がなくなってしまうと、誰に対しても優しくなれないですよね。完璧を目指さない・「何とかなる!」の精神は、周りの人、なにより自分自身に優しくしてあげることにつながります。

ただやみくもに伝えるのではなく、介護の何を伝えたいのか、目的を明確にすることや、介護を受ける側がどんな生活を送りたいのか理解してから介護を行うことも大事なポイントです。

 

何事においても、準備って、本当に大切ですね。

 

 

そして、「体験」してもらうこと。

車椅子を押す・押されるなどの「介護」の体験、

目が見えにくい・耳が聞こえにくいなどの「高齢者」の体験など、

言葉ではなく、体験を通して子ども自身が感じたことが一番の学びになるのです。

 

2時間があっという間に感じたほど、気付きが多く、楽しい講座でした。

 

 

参加していただいた方からは、

「子どもに伝える前の心構えが知れて良かった」

「どう具体的に介護を伝えればいいかが分かった」

「子どもと講座など、色々体験したいと思った」

など、前向きな感想をたくさんいただきました♪

 

 

講座の内容もたいへん有意義でしたが、さらに喜ばしいことは、

参加者の方同士がつながる機会をつくることができたこと。

子育てと介護が同時に重なる『ダブルケア』。

ダブルケアで悩み、わらにもすがる思いで講座に参加してくださった方もいます。

講座の中でも、参加者の方それぞれの思いを話していただく時間があり、

自分の思いを吐露できたことで、前向きになれたのではないかと思います。

仲間のお話に勇気をもらったというコメントもいただきました。

 

講座を受けた後、晴れ晴れとした表情で帰っていく方、

参加者の方同士でお話が盛り上がる方、

皆様の表情や様子で、講座は大成功!!と確信しました。

 

 

次回は2021年1月31日(日)10:00~12:00、ウェルファーム杉並にて

『後悔しない人生の備え方 ~活躍し続ける人生のために』

というテーマで開催予定です。

 

たくさんのご参加、お待ちしております!!