多世代の活躍できる仕組みつくりを目指しているNPO法人こだまの集いの室津です。
2020年2月7日factoria Nishiogiにて、「親を在宅で看取る時の家族のチーム作りのポイントセミナー」をよしみんこと介護医療専門性×ファイナンシャルプランナーの田中義望さんと開催させていただきました^^
本日のセミナーは、アットホームな対話形式で参加者の皆様と話し合いながら介護について語り合う貴重な経験をさせていただきました。
私たちは、お互いに父親を末期がんで在宅で看取った経験があり、家族でチームを組みながら「結構いい体験だったよね。」と仲間内で話し合えるような満足感が私たちにはありました。
しかし、このセミナーを開催させていただき、参加者の皆様とお話をして改めて気づいたのは、介護は深い!!改めて、そう感じました。
ガンという病気は、見方によっては良い側面があるのでは思っているのです。それは、命を遂げるための準備が本人も家族もできる期間が一定期間、設けられているからです。
とはいえ、ご本人並びにご家族のがん告知は、突然命の有限を感じさせる衝撃的な体験でありますので、そこのサポートはもちろん必要にはなります。
私は、親を看取って満足感があったのですが、もしかしたら・・・。
それは、父親の最大の優しさで、実際の本格的な身体介護を含む介護期間は短期間で終わったのかもしれません。
もし長期的な介護が予測される状況だったら、どうだったのだろうか?
そんなことをフッと立ち止まり、考えることが出来た会になりました。
ですので、今後、長期的にダブルケアをしている(していた)方々のお話を是非できればと思っています。
よしみんさんの体験談をお聞きして、お父様の背景やお父様のご希望で病院に入院され、急遽ご自宅に移り、在宅でお父様を看取られるまでの1週間のお話をお聞きしました。
よしみんさんからは、ロジカルに介護のチーム作りの考え方のプロセスを分かりやすく解説していただきました。
ディスカッションの中では、このような意見があがりましたよ。
- ゴールを要介護者や家族で話をするのは重要だが、状況の変化に応じて設定したゴールは適宜修正する必要性がある。だからこそ、兄弟や家族で小まめに話し合っていく必要がある。
- 介護は、先代から引き継ぎ、次の世代に残していくことの集約なのかもしれない。
- 遠距離介護の場合、お墓の管理について考える。お墓の移設に関する、専門家やアウトソーシングできる先はあるのか?
- 介護者の役割分担も重要だが、介護を受ける側の気持ちを組み入れてチームでのケアの内容を考えていく必要があるのでは。それによって、たぶんケアの内容は変わってくる。(おむつ交換を家族にしてほしいと本人が望むか等)
追伸:下記に本講座で使用した室津のパート部分のパワポを添付します。何かしらのご参考になれば幸いです。