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介護のエキスパート達の対談記事を読んで

多世代が活躍できるしくみ作りを目指している、NPO法人こだまの集いの室津です。

 

画像の雑誌「地域介護経営 1月号」を読みました。

 

医療法人社団悠翔会理事長 佐々木淳氏×NPO法人未来をつくるkaigoカフェ代表 高瀬比左子氏×株式会社あおいけあ代表 加藤忠相氏の対談が掲載されていました。

 

対談テーマは、支えるケアから、共生社会に向けて支え合うケアにシフトしていくには。という内容です。

     

自立とは、依存先が一つでも多くあること。そして、適度な距離感で、多世代が自然と集まれるプラットフォーム作りが求められる。と記載されていました。

 

 

 

少子高齢化でマンパワー不足になりつつある現代は、各世代が改めてかつ新しい形で繋がり直す必要があるのかもしれません。

(各世代が活躍するために、サポート側の体勢を整えなおし、介護職や保育士の離職防止策は別視点で必要ですね)

 

我々のような働き盛りの世代は、今後ケアを行う人が確実に増えますし、私たちが高齢になった時もきっと孫や親戚の誰かをケアしている可能性があります。


個人的な意見ですが、人生の中でケアは付き物になってくるのではないでしょうか。


そして、違う角度から考えてみると今現在、働き盛りの親に変わって家族をケアしている若者達の実態数は水面下で増えているかもしれません。

 

そうなってくると、家族の力だけでは限界が出てきますね。ですので、適度な距離で、地域で多世代が繋がり直して、助け合っていく方向性になるのかなと思っています。

(地方や古くからのコミュニティは、地域のお節介おばちゃんの様な方が大活躍されるでしょう)

 

対談でも話し合われていましたが、佐々木先生のコメントで日本の80歳以上の過半数は元気!かつ日常の業務をこなす体力を有しているという調査データがあるそうです。


そして、高齢者の意識調査では自分や社会のために働きたいと言ってくれている高齢者は半数もいらっしゃるそうです。

 


それが、本当ならありがたいです!高齢者の方達の活躍の場作りを広げ、それを支える我々のような介護医療専門職の役割が今後さらに求められていくのでしょうね。

 

そんな訳で、当法人としては多世代が活躍できるプラットフォーム作りと支援者側に提供できるダブルケア支援軸のご提案を目指しいきます。