子育て×介護のダブルケア支援の確立を目指している、NPO法人こだまの集いの室津です。
先日、医療法人社団健芯会様は、非常に研修に力を入れていらっしゃる法人様で、多世代が家庭、職場、地域で幸せに活躍できるためを考える「幸循環」をテーマに、年間計画で外部研修を行われている、素晴らしい取り組みをされている法人様でした。
今回は、外部研修の一部分をダブルケア(遠距離介護×子育て)が突然起こったら、家庭、職場、社会資源をどのように調整するかという内容で、ワークショップを行いました。
当日の研修のご参加者様は、若手の介護職、リハビリ、医療職の方からベテランの地域包括支援センター職員様、ケアマネージャー、ドクターまで幅広い専門職の方と一緒にダブルケアについて考えていただけて、私自身幸せな時間となりました。
参加者の皆様のご意見(一部)
・なぜ、同居できないのかを全体の生活環境を踏まえて判断(アセスメント)する必要がある。
・地域包括支援センターに行く。ケアマネの決定。かかりつけ医を知る。
・金銭的な工面は、介護を乗り切る上で非常に重要なポイントとなる。
・日頃から、職場とのコミュニケーションを取り合って、いざとなった時の仕事の調整を相談しやすい環境を作っていく。
・職場で柔軟に働けるように、制度を設ける必要がある。(育児介護休業法が取りやすくなる仕組み作り)
・家族全体で、どれくらいのマンパワーが確保できるか判断する。(配偶者の両親や兄弟等の家族に、具体的にどんなことが頼めるか考える)
・子ども達の託児の確保(保育園の入園を目指す)
当日の参加者様は、ダブルケアの言葉をご存知だった方は、全体の1/3。若手の方も多くご参加いただいており、子育ての未経験者の方もいらっしゃった中で、ダブルケアの状況を想像してワークに取り組んでいただけたことに、嬉しく思いました。
介護医療現場の方々に、ダブルケアを知っていただくことで、日々のケアの中でダブルケアラーの状況や気持ちを想像してもらえるきっかけになればと思っております。
最期に研修準備を行なってくださった皆様、理事長様、ご参加者様の皆様ありがとうございました。