10月29日 ゆうゆう高円寺東館にて、杉並区男女平等推進センター講座「第二回 すぎなみダブルケア講座」を開催させていただきました。
当日は、医療介護専門性×ファイナンシャルプランナーの木村誠先生をお招きしてお話を伺いました。
木村先生より、ダブルケアの経済的な備え方について以下のポイントを教えていただきました。
・お金は、あくまでもおまけ。大切なのは、働き盛りの私たちの人生に必要なお金の流れ(生涯にかけてかかる生活費用の見積もり、)を知り、自分たちの生活をよりよく生きるためにコントロールしていくこと。
・私たち働き盛りの世代は、今後長生きすることが予想され、なおかつ年金額の保障も現在と同様に保障されるかは確証がありません。自分たちの未来のために、お金を上手にコントロールしながら生きていく必要があります。
・ダブルケアのように、介護と子育てが重なった場合、介護に関しては可能な限り親から費用を出してもらうことが望ましいでしょう。
・皆様は、親の年金額やどんな保険に入っていて、自宅も含めた資産がどれくらいあるか知っていますか?お金の話はしづらい空気感はありますが、「講座で勉強したのだけど・・・」といった切り口で、親に資産について聞いてみることをお勧めします。
なぜ、親の所有している資産について確認する必要があるか。
例えば一つの事例ですが、認知症にかかった時に保障される保険に加入していた場合、自分で申請するのは困難であるため、保障が受けられないケースが多いそうです。
家族で、金銭的な情報を共有しておくことで、ケアを担う側が介護に必要な資金を調達し介護環境を整えやすくなります。
そして、ケアラー自身の家計に負担が少ない環境を整えていきたいですね。
未来に生きる子ども達の教育費や生活への投資は、なるべく保っていきたいというのは親としての気持ちではないでしょうか。
親のお金について具体的にどんなことを聞けばいいのか?以下にご紹介させていただきます。
ご参考になさってみてください。
さて、次回のすぎなみダブルケア講座は、11月29日(金)10時から12時「ダブルケアをこうして乗り越えた!」です。場所は、ゆうゆう高円寺東館です。
当日は、ダブルケア(遠距離介護、多重に渡るマルチケア)をマネージメントされた、お二人の当事者の体験談をお聞きします。
そして、ダブルケアの困った点、ダブルケアの生活を前向きに捉えてマネージメントするにはどんな支援やサービスが必要かを参加者の皆様とワークショップ形式で話し合いたいと思います。
皆様のご参加をお待ちしております。