· 

注文を間違える料理店スピンオフイベント@国分寺

こんにちは^^〜ダブルケアの課題整理をお手伝いします〜NPO法人 こだまの集い代表の室津です。 

 

皆様は、注文を間違える料理店という活動をご存知ですか?

認知症と診断された方々が、レストランでウェイターとしてアテンドをしてくださるイベントです。

 

認知症と診断されても、社会で働くことができる社会、また認知症の方に対する理解を広げていくことを目的に全国各地で広がりつつ活動です。

 

もしかしたら注文したものと違ったメニューが出てくるかもしれない。といった、ドキドキ感を含んだレストランになります^^

 

今回は、私の仲間たちが主催側として注文を間違える料理店のスピンオフイベントの開催を実現されましたので、5歳の娘とランチデートをしてまいりました^^

 

10月5日6日の二日間、国分寺駅徒歩3分の場所にあるSWITCH KOKUBUNJIにて開催されました。

 

 

参加してみての感想は、色々あるのですが。個人的に感動したベスト3から発表します❤︎

 

1、ウェイターの高齢者女性の気配りが素晴らしかったのです🎶

うちの娘が、お料理を食べやすいように椅子の種類を変えるという提案をしてくださり、また、スプーンやフォークをご自分の判断で子ども用の物を速やかに準備してくださいました。

 

子育てを長年されてきた大先輩のその女性は、本当にきめ細やかな配慮を娘にしてくださいました。

その方は、認知症になってしまったその方ではなく、その方は長年生きてきた過程で近年認知症という疾患に罹患したのですよね。

 

ちょっと注文を取るときに難しそうにされていましたが、長年の生き様でその女性の素晴らしさがウェイターのお仕事をされていて垣間見える部分が凄く沢山あったのです^^

 

私自身認めないといけません。私は、いかに認知症という疾患に偏見を持っていたのか。専門職として、認知症の方々の治療や生活支援を行なってきたつもりではいましたが、あまり実は分かっていなかったのです。その当たり前に気づくのに約20年もかけてしまいました。

 

何故、気づけたのか。娘は、目の前で優しくしてくれるおばあちゃんが認知症ということに気づいていませんし、きっとそんなことはどうでもいいのです。

 

そういった感覚が大事なのだと思います。気づけてよかった^^

 

 

2、レストランのお料理のクオリティーが高く、コーヒーやスイーツも本気の美味しさでビックリしました!!

 

国分寺野菜をふんだんに使ったお料理は、普段あまり野菜を食べない娘もパクパクいっぱいお野菜を食べていました。

 

3、主催者側に携わっている元上司、Oさんの想いを伺いました。地元のレストランで、大切な今回のイベントを実現したかったという穏やかな情熱が伝わりました。

 

地域にこうして尽くしている仲間たちが、活躍されている姿を見ることができて胸いっぱいな気持ちになりました🎶

 

個人的な感想も含んでしまいましたが、今後高齢化がさらに進む現状で、認知症に罹患する方々が増えていくかもしれません。

 

でも、こういったイベントを通して、認知症ってなんだかよく分からないという状態から、あの人はそういえば認知症なんだっけ。という雰囲気で、当たり前に世の中で暮らしていける社会の実現が進んでいくことを望みます。

 

本日、お世話になりました皆様ありがとうございました。