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月刊ケアマネジメント9月号に掲載して頂きました。

ダブルケアは、子育てに介護に加えて、働き盛りのダブルケアに直面している方は仕事をしている方も多いでしょう。

要は、ダブルケアに直面している方々は、多重的な課題を抱えており忙しいのです。

私も、当事者だった時に、自宅と職場と実家の両親のケアで杉並と多摩地区を1日弾丸で行き来していました。

幸い当時、我が家のケースでいえば主人がテレワークで仕事をすることが可能な状態にありました。

ですから、夜に父親からSOSがあった時には、主人がすぐに杉並区から車で多摩地区に行ってくれて、転んでいる父親を起こしに行ってくれていました。

兄も介護の仕事とは無縁の仕事をしていますが、毎朝父親のオムツを変えてくれたことに感謝しています。

我が家は、ありがたい事に男性陣がとても協力的でした。それでも、突然に子育てと仕事にプラスして介護が重なってくると、どのように生活をマネージメントして良いのか悩みました。

その解は、殆どの行政を含めた支援者側も確立したものは持ち合わせていないというのが現状です。

子育てと高齢者支援は確立されていても、複合的な課題を抱えるダブルケアの様な事例は、支援からこぼれ落ちてしまうのが現状の課題と言えるでしょう。

私は、この現状を踏まえて、多重課題の中でダブルケア当事者にしかできないことを明らかにするためのフローチャート案を考えました。

その内容に触れて、月間ケアマネジメントさまには掲載していただいております。

今後、当事者からのヒアリング調査をもとにこのフローチャートのパターンを増やしていきます。
そして、ダブルケアに直面する方達の指標を作れるように事業を進めていきたいと考えています。

代表室津